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メーカー:
型式:SBD-80
Buddy80
小型軽量・薄板(0.8㎜)溶接が可能・使用率オーバー防止機能付、トーチスイッチを握ると通電する安全設計!アークの誤発生を防止します
SUZUKIDでお馴染みのスター電器製造株式会社さんから登場したノンガス半自動溶接機「Buddy80(バディ80)」。小型かつ軽量で能力も申し分ないということで溶接初心者にはおすすめの機種となっております。今回は、そんなBuddy80について詳しく解説していきます。
Buddy80の特徴
まずは、Buddy80の特徴について解説していきます。
小型・軽量
Buddy80は幅が15cmしかなく、重さも溶接機にしては軽量の6.3kgとなります。同社が発売しているSAY-80L2が11kg近くあることに対して6.3kgなので十分軽量といえます。
電圧、電流調整機能
コストを抑えた溶接機だと調整機能が電流調整のみといった溶接機が多いですが、Buddy80は電圧調整および電流調整をそれぞれ独立で搭載しているので溶接条件を細かく設定することが可能です。薄板溶接を行う際はシビアな条件の指定が求められることも多いので効果的に性能を発揮します。
Buddy80の仕様
具体的なBuddy80の仕様については次のとおりとなります。
型式 | SBD-80 |
---|---|
本体寸法 | 幅152mm × 奥行317mm × 高さ273mm |
重量 | 6.3kg |
入力電圧 | 100V |
入力電流 | 24.4A |
出力電流 | 80A |
出力調整範囲 | 30A〜80A |
定格使用率 | 35% |
溶接可能材料 | 鉄・ステンレス |
ガス仕様 | ノンガス専用 |
トーチケーブル | 2.1m |
アースケーブル | 1.7m |
電源ケーブル | 2m |
付属品 | 取扱説明書 保証書 アンケートハガキ 消耗品収納ケース 持ち運び用ベルト 2P/100V変換アダプター |
本体装着済み消耗品 | Buddy用 樹脂ノズル (P-617) 極細用チップ(P-608) |
Buddy80はどれぐらいまで溶接ができる?
以下の表はBuddy80に掲載されている、具体的な溶接可能の表となります。この表を見る限り4.0mmまでの使用が可能みたいです。ただ、この後も解説しますが、100V・15Aのコンセントを使用した際は3.0mmまでの溶接となるので注意が必要です。
ワイヤ径 | 電圧調整ダイヤル | 電調整ダイヤル | 板厚 | 使用率 |
---|---|---|---|---|
ノンガスワイヤ軟綱0.8φ | 1〜4 | 1〜4 | 0.8〜1.0mm | 100% |
4〜6 | 1〜4 | 1.0〜2.0mm | 90% | |
6〜8 | 6〜8 | 2.0〜3.0mm | 60% | |
8〜10 | 8〜10 | 3.0〜4.0mm | 35% | |
ノンガスワイヤステンレス0.8φ | 6〜8 | 6〜8 | 0.8〜1.2mm | 90% |
8〜10 | 8〜10 | 1.2〜1.5mm | 75% |
Buddy80は家庭用コンセント(15A)で使用が可能?
結論からお伝えしますと、家庭用コンセントでの使用は可能となります。ただ、入力電流が24.4A必要なので家庭用コンセントで最大限の使用は控えましょう。メーカー曰く電流、電圧調整ダイヤル「8」が15Aでの最大となるようなので、それ以上のダイヤルでの使用をしたい場合はブレーカーからの使用が良いでしょう。
Buddy80の評判・評価
では、実際にBuddy80がどのような評価なのか調べてみました。
溶け込みが良く、評価は高いことがわかるかと思います。小型溶接機ですがパワーも十分で初心者にも使いやすくおすすめのようです。
Buddy80のおすすめYouTubeをまとめてみた
では、ここからはBuddy80について紹介しているYouTubeをまとめてみました。やはり、画像などを見るより動画で見た方がわかりやすいと思うので、ぜひ購入される前や、購入直後は動画を観ることをおすすめします。
マッハKazukoさん
SUZUKID公式さん
ファクトリーギアさん
Buddy80の保証期間はどのぐらい?
故障したときなどに保証がないのは辛いですよね。購入の判断基準に保証期間も入れておく必要があります。Buddy80の保証期間は「1年間」となります。
Buddy80の延長はできる?
Buddy80の延長は可能です。最大10mまでの延長であれば問題ないとのことです。ただ、環境によっては電圧降下の可能性があり、必要な電力が供給されない場合があるので過度な延長は控えたほうが良いでしょう。
他製品との違いについて詳しく解説
ここからは他の製品との比較について解説していきます。
Buddy140との違いについて
では、まずはSUZUKID製であるBuddy140との比較について解説していきます。
Buddy140は見た目こそBuddy80と似ているものの仕様が大きく異なってきます。具体的に比較してみました。
大きく違う点は「100V」か「100Vと200Vの兼用」が違うところとなります。ご家庭に200VがあるのであればBuddy140も検討の余地があるかと思います。
仕様項目 | Buddy80 | Buddy140 |
---|---|---|
本体寸法 | 幅152mm × 奥行317mm × 高さ273mm | 幅152mm × 奥行348mm × 高さ273mm |
重量 | 6.3kg | 6.0kg |
入力電圧 | 100V | 100V/200V兼用 |
入力電流 | 24.4A | 100V:28.0A 200V:28.5A |
出力電流 | 80A | 100V:80A 200V:140A |
出力調整範囲 | 30A〜80A | 100V:30-80A 200V:30-140A |
定格使用率 | 35% | 100V:35% 200V:25% |
溶接可能材料 | 鉄・ステンレス | 鉄・ステンレス |
ガス仕様 | ノンガス専用 | ノンガス専用 |
トーチケーブル | 2.1m | 2.1m |
アースケーブル | 1.7m | 1.7m |
電源ケーブル | 2m | 2m |
付属品 | 消耗品収納ケース 持ち運び用ベルト 2P/100V変換アダプター | 消耗品収納ケース ショルダーベルト 2P/100Vアダプター 接地3P-20A-250Vゴムプラグ |
本体装着済み消耗品 | Buddy用 樹脂ノズル (P-617) 極細用チップ(P-608) | Buddy用 樹脂ノズル (P-617) 極細用チップ(P-608) |
Buddy80サンドベージュ・モスグリーンとの違い
Buddy80とBuddy80サンドベージュ・モスグリーンの違いについては「本体カラー」のみの違いとなっております。
Buddy80の消耗品・オプションはどのようなものがある?
では、Buddy80 で使用ができる消耗品・オプション品にはどのようなものがあるかご紹介していきます。
溶接ワイヤ
まずは、溶接ワイヤです。半自動溶接機を使用する際に欠かせない消耗品となっております。
ノンガス軟鋼用溶接ワイヤ0.8φ×0.8kg PF-01
鉄を溶接するときに使用ができるノンガスワイヤとなります。
ノンガス軟鋼用溶接ワイヤ0.8φ×0.5kg PF-05
同じく鉄を溶接するときに使用するワイヤでPF-01より内容量が少ないワイヤとなります。ワイヤは意外と消耗するのでPF-01を買うことをお勧めします。
ノンガスステンレス用溶接ワイヤ0.8φ×0.45kg PF-12
ステンレス用のワイヤとなります。鉄用のワイヤではないのでご購入の際は注意してください。
ノズル
トーチの先端についているノズルのご紹介となります。割れたりしたら交換するようにしましょう。
Buddy80専用ノズル P-617
標準で付属している樹脂製のノズルとなります。溶接しているときに母材が見やすいのが特徴です。
テーパノズル P-619
金属製のノズルとなるので耐久性に優れております。樹脂ノズルより長いのでチップの保護にも繋がります。
チップ
極細用チップ0.8φ 5ケ入 P-608
標準で付属しているチップの5個入りとなります。溶接初心者の場合、チップが母材やワイヤにくっつきやすいので交換の頻度は少し多いかもしれません。
極細用チップ0.8φ 10ケ入 P-815
極細用チップの10個入りとなります。P-608より多く入っているのでお得です。
オプション品
ここからはBuddy80のオプション品についてご紹介していきます。
ショルダーベルト P-790
Buddy80で元々付属している手持ちベルトに対し、全長が長くなったベルトが「P-790」です。長くなった分、肩にかけることができるので持ち運びに便利となります。
Buddyは使いやすくて初心者にもおすすめの溶接機
いかがだったでしょうか。今回解説してBuddy80は使いやすくて初心者におすすめの溶接機であることがわかりました。これから溶接を始めようという方におすすめですのでぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。