使用率ってなに?溶接機の使用率はどれくらい必要かまとめてみた。

「使用率ってなんだろう?」 

溶接を始めたばかりの方、これから溶接を始める方はこんな疑問をお持ちかもしれません。

使用率」とは、10分間にどれくらい溶接機を使うことができるのかを表した数値です。

溶接機は最大出力での連続使用はできず、一定時間使用したら溶接機を休ませなくてはならないのです。 

この記事では溶接機の使用率について 

  • 溶接機の使用率って何?
  • 使用率が決められている理由
  • 使用率はどれくらい必要?
  • 溶接機が故障したら

の順番で解説していきます。

目次

溶接機の使用率って何? 

お使いの溶接機本体の銘板や取扱説明書をみてもらうとこんな表示があると思います。

「最大定格出力〇〇A」

「使用率〇〇%」

ありましたでしょうか? 

溶接機は「使用率」という、10分間でどのくらい使えるかの数値があり「%」で表されます。 

例えば、「最大定格出力300A、使用率30%」の場合、定格出力300A(最大)の電流で溶接するなら10分間のうち「3分間」の連続使用が可能、残りの「7分」は休止しなければならないということです。 

計算式で表すと以下の通りとなります。

使用可能時間(秒)600秒(10分)✕ 使用率(%)

例えば使用率が30%と表示されていたら次のようになります。

例:600秒(10分)✕0.3(使用率 30%)=180秒(3分)の溶接連続使用が可能

あくまでも10分間のうち何分使用できるかなので、この計算式に1200秒(20分)を当てはめることはできません。 

また、定格出力を低くすれば長い間の連続使用が可能です。

例えば最大定格出力が300Aの溶接機を150Aの電流で使用した場合、使用率は100%となり10分以上の連続使用ができます。 

許容使用率 =(定格出力電流/実際の溶接電流)×定格使用率(%) 

使用率は溶接機によってさまざまあり、家庭用で10%〜30%、業務用になると40%以上のものまであります。

お使いの溶接機の使用率が分からなければ、本体裏の表示、取扱説明書を確認しましょう。 

「計算がわからない、計算するのがめんどくさい」といった方は、以下のサイトを利用すると簡単に使用率が分かるので便利です。 

http://www.blackislandk.com/siyojikan/yosetu_siyou.htm

そもそも、なぜ使用率が決められているの? 

溶接機は連続使用すると、熱を持ちすぎてオーバーヒートしてしまい故障の原因になります。これを防ぐために使用率が決められており、自動的に電源が落ちる構造になっているのです。無理な使用をすると修理不可能になる可能性があります。作業を捗らせたいからといって、使用率を無視した使い方をするのは逆効果ですので辞めましょう。 

使用率はどれくらい必要か【何を溶接したいのかが大切】

「使用率はどういう数値なのか分かった。 じゃあどれくらいの使用率が必要なの?」

結論から言うと、使用率がどれくらい必要かは何を溶接するかによって変わってきます。

なぜなら溶接する部材の厚みや素材によって必要な出力、掛かる時間が違うからです。

そのため、どれくらいの使用率が必要なのかは一概には言えません。

工具通販でお馴染みの『モノタロウ』のホームページを見ると、家庭用溶接機は定格最大出力が150A、使用率10%〜30%までの商品がほとんど。

対応できる板厚は0.8mm〜3mmほどの商品が多いです。使用率10%の商品のレビューを見ると悪い評価も見受けられます。あまり低い使用率の商品は注意が必要です。

業務用になると、最大定格出力200A〜300A、使用率30%〜50%の溶接機があります。

このくらいの高出力なら鉄筋など厚い部材の溶接が可能です。しかし高出力の溶接機は、電源が200Vになるので家庭で使うには注意が必要です。

まとめ:使用率を守ろう!もし溶接機が故障したら 

溶接している人

計算式は忘れても、お使いの溶接機がどのくらいの使用率なのかは最低限頭に入れておくと良いです。なぜなら誤った使用を続けると溶接機に負荷がかかってしまい 、寿命を縮めたり故障の原因になってしまうからです。 

故障すると余計な出費にも繋がるので 、正しい使用率での使用を行い快適なDIY溶接ライフを送りましょう。 

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